頭金を準備するならどれくらいが妥当?
家を買う場合、どのくらいの頭金を準備すればよいか悩んでいる方が多いようです。住宅ローンを使う場合は頭金の額が多いほど、ローンの借り入れ額が少なくなるので良いことばかりではありますが、子供の教育資金やその他の生活資金の為の貯金を全額住宅に使うことはできない人がほとんどです。
よく家を買う場合の頭金は総額の2割程度が良いと言われています。これはもとも住宅ローンが計画の8割程度までしか利用できない時代の話がもとになっているようです。時代の流れとともに住宅ローンの商品も変化していますので、現在は頭金が無くでも借入を利用することができます。ですが、家を買う際は少額ではありますが現金で拠出する経費も若干ありますのでご注意下さい。
頭金を出すメリットは単純にローンの借入額を減らし利息を軽減することです。それと同じ効果のある方法として繰り上げ返済があります。繰り上げ返済は、ある程度まとまった金額を一括で返済しますので、元金が減ります。その分借入年数を短くすることができますので、結果利息が軽減される効果が生まれます。
銀行にローンの利用が可能か仮審査を提出する際は、ある程度の頭金を出せるほうが有利な条件で融資承認をもらうことができると言われています。しかし、無理して頭金を捻出して生活が苦しくなることは避けたいので、計画当初にどうしても頭金を出せない場合は、ローンの返済途中に行うことができる繰り上げ返済の活用がおすすめです。