このようなことを踏まえながら、
一軒家というのは、どのように、
建てたらよいかということを、
以下の項目にて述べていきます。
あくまでも、読者様が、
建築設計に対して素人さんである
という設定の上で、
話を進めさせていただきます。
敷地が用意できていると仮定しますと、
そこに建てられる建築物は、
普通に言って3種類です。
即ち、木造か、鉄骨造りか、
鉄筋コンクリート造りです。
どれが一番適しているかは、
施主の判断になりますが、
防火上の問題で、木造が
建てられないこともあります。
それは、都市部の商業地域系に
多いので、ここでは、そういう場合を
除いて、あくまでも、住宅専用地域のような
郊外の住宅地について考えることとします。
木材は曲げに弱いので、長スパンの梁が
飛ばせません。ピロティーなどの長スパンが
必要なときには、鉄筋コンクリートが
もっとも適しています。
しかし、鉄筋コンクリートは、柱が太くなり、
部屋を矩形にしにくいという欠点があります。
その点、鉄骨は柱が細くて済みますが、
圧縮応力に弱い鉄骨は、やはり
長スパンの梁を飛ばすためには、
一工夫必要です 。
このように、各素材に着いて
三者三様でそれぞれ一長一短があるので、
それぞれの特色を、以下に述べていこうと思います。